生産マイスターインタビュー【第6回】三井農林株式会社

 

―試験勉強で苦労したことはありますか？

それまでは継続して勉強する習慣が身についていませんでしたので、無理なく継続できる勉強法を知ることから始めました。周囲のアドバイスを聞いたり、書籍を読んだりしてわかったのは、「短時間でも継続し習慣化すること」でした。
通勤時間を活用して、毎日生産マイスターの教材に触れました。その結果、初めて触れる言葉や考え方についても徐々に慣れていく実感がありました。
また、外部セミナーに参加して専門家の解説を聞くことで、テキストに書いてある内容を自分の言葉に置き換えて考えることができて、理解が深まって、勉強を続けるモチベーションにつながり、まずは、無事に3級に合格できました。

―2級・1級を受検されていますが、原動力は何だったのでしょうか？

3級に合格した後に、得点と分野ごとの強み、弱みが返却されるのですが、それを見たら「環境」の分野が弱みだと分かりました。
そこで、自分にはまだ知らないことがあることに気づき、もっと学びたいという好奇心に火がつき、環境に関する検定試験に挑戦し合格することができました。
環境に関する検定試験に合格したことで、自信を得たので、さらに次のステップへの挑戦で2級を受検しました。そこでは「コスト」が弱みだと知り、弱みを克服するために、原価関係の検定試験に挑戦しました。
更に、仕上げに生産マイスター1級に挑戦し、今回取得できました。
振り返ると、この2年で生産マイスターを軸に簿記やマーケティング、販売士など7つの資格を取得していました。
現在はJMAMのeラーニングを活用し、身に着けた知識の深耕と新しい領域への知識の拡張を継続的に行っています。

―仕事をしながらの試験勉強、継続するためのコツはありますか？

ここまで続けられたのは、「覚悟」と上司のサポートがあったからだと思います。今まで経験のない環境に身をおいて、ある意味生まれ変わろうと決意して口にしていました。上司はそのことをずっと覚えていてくれて、折にふれて、勉強法や仕事での活かし方など、たくさんのヒントをくれました。これがあったからこそ、続けることができたのだと思います。

―生産マイスター検定受検後に変化はありましたか？

生産マイスターは体系的な内容なので、節目で自分の強みや弱みを振り返り、次のステップへドライブをかけるのに、とても役立ちました。
特に「役割」については、ここまで具体的に書いてあるものはなく、自分のやるべき仕事だけでなく他の部門の仕事の内容の理解が進み、連携の働きかけなどがしやすくなりました。
また、生産に関する考え方をきちんと学んだので、自信を持って仕事に取り組めるようになりました。
今後は現場の方への伝え方をもっと工夫して、強い組織づくりを牽引していきたいと思います。

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